おねえちゃんのブログ

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唐突だけど…

 本当に唐突だが、去年結婚した。予定通りなら来月、子どもが生まれる。自分が結婚するとか、ましてや子どもを作るなんて、本当に我ながらびっくりである。今でも子どもが好きなわけではないし、他人の子どもを見てもひとつも可愛いとは思わない(大人を見て「美人」とか「いい男」とか思うのと同様、本当に可愛い子を見れば「可愛い」と思うが、子どもであるというだけで可愛いなどとは決して思わない)。
 ・・・まぁ今回は、そういう話は置いておいて、アメリカで妊娠出産する(した)日本人の多くが感じるらしいストレスについて。おそらく万国共通で妊婦が感じる苦労や体のしんどさは、もちろん私にもあるが、そんなことは数限りない人たちがネット上に掲載しているので割愛。

 ご存じの通り、アメリカは世界に名だたる肥満大国である。少し前には「国民の過半数が肥満体」と言われていたが、最近では「国民の3分の2が肥満体」に昇格(?)したそうな。そんなわけで、もちろん妊婦だってデブが多いし、生まれてくる子どもの平均サイズも、日本人の平均と比べるとかなりでかいらしい。さらに妊婦の体重管理について、日本では医者などから(増え過ぎないように)かなりうるさく言われるらしいが、アメリカでは逆に「もっと食え」と言われる。これがアメリカ在住の日本人妊婦の多くにとって、かなりのストレスになるのである。
 私の場合、臨月を間近に控え、すでに妊娠前と比べて8〜9キロは増えていると思う。実のところ、妊娠前の「普段の体重」がよくわからないのだが、そんなもんだと思う。なので、日本人妊婦としてはすでに十分に体重は増えている。私の体重がこれ以上増えなくたって、胎児は勝手に母胎から栄養を取ってちゃんと成長している。赤ちゃんは2.8キロぐらいで生まれてくれたらベストだと思っているし、これ以上、自分の体重を増やしたいとは全く思わない。
 私は医者も病院も嫌いなので、病院には通っていない。助産婦を自宅に呼んで産む予定だ。なので定期検診も助産婦のオフィスに行くのだが、最近になって助産婦から「もっと食え」と言われるようになってしまった。医者じゃないから少しは理解があるかと思ったのだが、大して変わらなかったみたい。
 2時間ごとに何か食え、とか、食ったものと時間をすべて記録して持って来い、とか、超うざったいことを言われる。2時間ごとにいちいち物食ってられるか! 食いたくなった時に勝手に食うわい! さらに「寝る前にも食え」だって? 就寝間際に食うなんて、デブの専売特許だろ! 寝付きが悪かったり夜中に目が覚めるのは、妊婦だったら当たり前、よくあることだ。普通に晩飯食ってるのにお腹がすいて眠れないなんてこと、あり得ない! ましてや妊娠後期は、ただでさえ胃が圧迫されて胸焼け胃もたれしやすいのに、寝る前に食ったりしたら余計に胸焼けして気分が悪くなって逆に寝付きが悪くなるわ!
 トイレが近くなるのも妊婦にありがちなこと。夜中に何度もトイレに起きることもあるが、そういう時にまで「なにか食い物をつまめ」などと言われるに至っては、驚きのあまりフリーズ・・・。お腹がすいて目が覚めるのでは?なんて、余計な心配してくださらなくて結構毛だらけ! どこのどいつが夜中にトイレに起きたついでに物食うんだよ?! それってアメリカ人はよくやることなの? だからデブなんだよ、とか言う以前に、どんな強靱な胃をしてるんだよ・・・??? 太る太らないという問題以前に、そんなことしたら気分悪くなるし、脳も覚醒しちゃって、逆に眠れなくなるわ! 何考えてんのか、まったく理解不能
 一度は1週間の間に食ったものと時間を、ある程度正直に書いて持って行った。しかし、「全然足りない」とか、昼の12時台は大抵スポーツクラブに行ってるから食えない、って言ってんのに、「行く前に食え」とか言われるに至っては、うざったいの通り越してムカつく! 運動の直前直後に物なんか食えるか!!!
 というわけで、次回は食ったものも時間も、すべて架空の記録を出してやる・・・。と言うか、40週まで待たなくていいから早く生まれてきてほしい・・・。体がしんどいこと以上に、毎週助産婦のところに行くのも面倒くさいし、そこであれこれ言われるのも本当にイヤだ。こんなストレスが溜まることは、一刻も早く終わらせたい。

 アメリカ人(主に白人)じゃあるまいし、4キロの赤ちゃんを産む気もなければ、妊娠をきっかけに「小錦化」するつもりも、まったくないわい!!!