おねえちゃんのブログ

gooブログから引っ越してきました

コーヒーメーカーさんお疲れさまでした

 うちのコーヒーメーカーが壊れた。実はこのコーヒーメーカー、25年も前に買った、今はなきNationalブランドのものだ。25年前の日本では、一般家庭でコーヒーを飲むときはインスタントコーヒーが普通だった(多分)。だから、コーヒーメーカーを買った直後はなんだかものすごーく生活のレベルが上がったような気分になって、週末の3時のお茶の時間にうやうやしくコーヒーメーカーを箱から出してきて、わくわくしながらコーヒーを入れた。使い終わったコーヒーメーカーは、内部まで完全に乾かしてから、いちいち箱に入れてしまっていた。
 後に私が一人暮らしを始める際、このコーヒーメーカーも持って出た。毎朝コーヒーを飲むようになっていたので、さすがにいちいち箱にしまうことはなくなった。電源のところに噛ませたタイマーを使い、目覚める頃にコーヒーが入るようにしていたから、私の部屋は毎朝コーヒーのいい香りに包まれていた。
 さらに数年後、私とともにこのコーヒーメーカーもアメリカに渡った。もちろんアメリカにもコーヒーメーカーはあるが、実家に置いておいても誰も使わないので、もったいないから持って来た。その後の度重なる引っ越しの際も、このコーヒーメーカーは常にオリジナルの箱に収まって一緒に移動した。もちろんロサンゼルス→ニューヨーク→ロサンゼルスと、私と一緒にアメリカ大陸を往復している。
 そんなタフな(?)コーヒーメーカーにも、ついに壊れる時がやってきた。12月12日の朝、いつものようにコーヒーを入れようとしたのだが、ガラス製のサーバーの中に、いつまで経ってもコーヒーは溜まらなかった。
 ミルのほうは動作するのだが、サーバーの下の部分が熱くならないのでお湯が吹き上がらない。一応、下部のパネルを外してみたが、どこかの配線が抜けているとか断線しているといった単純な問題ではなさそうだった。部品を交換すれば直るのだろうが、25年も前に日本で買った製品だ。現実問題として直すのはかなり難しい。
 いや〜、25年もの間、よく働いてくれました。素晴らしい。
 ガラス製のサーバーと上に乗せる部分(ペーパーフィルターを敷いて挽いた豆を入れる部分)は、それだけでも使えるので取っておき、残りをオリジナルの箱に入れた。そして心の中で「長い間、どうもありがとう。お疲れさまでした」と挨拶した。
 長く使ったものを捨てる時は、ちょっと寂しくて、胸が痛くなる・・・