おねえちゃんのブログ

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ハト

 うちのアパートにはハトが住み着いている。1年以上前から屋上に巣を作っているらしい2羽のハト(つがい?)に加え、今年は新しいつがいハトがやってきた。そしてこの新顔ハトは、なんとアパートの中央階段の隅に巣を作ったのだ。
 通路から階段に出るところにドアがあり、このドアは普段は開けっ放しになっている。その開け放されたドアと壁の間、幅20センチぐらいの空間に巣を作ったのだ。当然、ドアが閉まれば巣はむき出しになってしまう。当初は「こんなところに巣を作られては困る」と思った人もいたようで、時々ドアが閉められていて、巣の残骸が階段に飛び散っていたりもしたが、ハトもめげずにまた同じところに巣を作る。
 そんなことを何回か繰り返しているうちに巣は完成し、ハトは産卵した。ここまでくると、さすがにハトの巣を壊すヤツもいなくなり、逆に誰か親切な人がドアのノブに紐をかけたりドアの下に厚紙をはさんだりして、ドアが閉まらないようにしてしまった。同一人物かどうかは不明だが、ハトに餌をやる人も現れて、ハトの巣の前には常にパンや乾燥穀物が置かれているようになった。迷惑がられていたはずのハトが、逆に皆の密かなアイドルになってしまったわけだ。
 産卵していることに気づいて以来、1日1回はドアと壁の隙間を覗き込んで、様子を見ている。おそらく他の人も同じことをやっていると思うので、ハトにとっては頻繁に巣を覗かれて迷惑なことだろう。しかし、あんな人通りの多い場所に好んで巣を作ったのだから、仕方がない。それに、人間がよく現れるということはカラスやネコなどに襲われる危険が少なくて、ハトにとって都合がいいのだろう。
 残念ながら卵の1つは途中で割れて、巣の外に出されていた。残りは何個あるのだろう?などと思いながら覗いていたある日、親ハトのお腹の下でもごもごと動くものを発見した。おお~! 雛がかえってるぅ~~~! 雛が2羽いるぅ~! これまで抱卵中の鳥の巣の観察なんてしたことないし、雛がかえるのは当たり前のことなのだが、妙に感動。生まれたての雛って、ぽわぽわとした丸っこい塊で、生き物というより大きな毛玉か綿毛みたいだ。
 卵が雛になってからも、親ハトは雛をお腹の下に隠している。雛の体温を維持するためか、外敵から守るためか、いずれにしてもまだ小さい雛の姿はなかなかよくは拝めない。しかしそれでも、日に日によく動くようになり、姿も鳥らしくなってきていることが伺える。よくテレビで見るような、巣の中で雛鳥たちが大きく口を開いて鳴きながら親鳥に餌をねだる・・・といった光景は、今のところまったくない。鳥の種類によるのかな? ま、2羽しかいなかったら、そこまでしてアピールしなくても餌をもらえるだろうしね。
 そんなこんなで、ハトの巣の観察が密かな楽しみになっている今日この頃なのである。