19日の水曜日、昼頃にうちのドアをノックする人がいた。誰かと思ってそっと覗くと、同じアパートに住む気のいい兄ちゃんが立っていた。聞けば前夜、アパートの駐車場に停めた車の中からカーナビやらMP3プレーヤーやらCDやら、いろいろ盗まれたという。
アメリカに住み始めた93~94年頃は、ウエストLA界隈でも物騒な話はさんざん耳にした。アパートの駐車場(ゲート付)に車を停めて降りた瞬間に銃を突きつけられたとか、アパートの駐車場(ゲート付)に停めた車の中からカーステを盗まれたとか、アパートの室内から家財道具を盗まれたとか、普通にある話だった。しかし90年代後半の景気向上とともに治安もかなり良くなり、そういった話もあまり聞かなくなっていた(もちろん場所によりけり。柄の悪い地域に行けば、いつの時代も物騒な話には事欠かない)。
ここにも度々書いてきたように、最近うちのアパートも随分と柄が悪くなってきたとは思っていたが、ついに駐車場(ゲート付)内で車上荒らしが発生するまでになったか・・・
聞けば、気のいい兄ちゃん、車をロックしたかどうか覚えていない、などと言う。ドアを無理矢理こじ開けた形跡もないので、おそらくロックしていなかったのだろう。いくら自分がいいヤツだからって世の中悪いヤツもたくさんいるんだから、ちゃんとロックしなさいよ!と説教のひとつもしたくなるような状況ではあるのだが、それにしてももちろん一義的に悪いのは盗んだヤツである。
先にも書いたように、自分は現在、超長丁場な引っ越しの真っ最中。ものすごいストレスまっただ中なのだが、こういうことがあると「やっぱりこんなアパート、とっとと出て行くに限る」と再認識させられる。本当にいろいろな点で、潮時・・・、出て行くべきタイミングだったんだろうなぁ(と自分に言い聞かせて納得させるしかない・・・)。
ちなみに気のいい兄ちゃん、普段はいつもニコニコ、誰とでもお友達だが、さすがに今回は怒り心頭の様子。アパートの管理会社のRoyに電話で状況を話したら、「あっそう、災難だったね」で終わってしまったと、かなりムッとしていた。なにしろやらずぼったくりのうちのアパート、本来は鍵か暗証番号がなければ開かないはずの正面玄関のゲートはここ何ヶ月も壊れたままで、誰でも入って来られる状況である。
気のいい兄ちゃん、警察にも行ったそうだが、まあ気休めにしかなるまいね。
その怒りを誰かにぶちまけたくて仕方がないのだろう、アパートの住人を片っ端からつかまえて状況を説明しているばかりか、昼間は留守の住人が仕事から帰ってきたのを見届けてはわざわざ部屋まで行って自分が受けた災難について語っているのには、悪いけどちょっと笑ってしまったよ。