何度か話題にしている実家の祖母だが、2月中旬、ようやく施設に入所できた。2月頭に、母が何カ所か見学して申し込んだ中の1カ所から間もなく空きが出ると電話があり、1も2もなく即答したそうだ。申し込んだ中で母が一番低い評価をしていた施設からの連絡に、数秒間迷ったそうだが、ここで断ったら次のチャンスは永遠に巡って来ないかもしれない。差額ベッドだというが、母の残り少ない貴重な時間はお金には換えられない。断ることなどできるはずがない。メールから判断するに、建物が古いために設備が今いちということのようだが、職員の対応が悪いわけではないようだし、家から歩いて行ける距離というのが何よりの利点だ。老人保健施設という種類の施設だそうで、無期限にいられるわけではないようだが、とりあえず当面の母の負担は激減したわけで、非常に有り難い。母がおかしくなってしまう前に施設が見つかって、心の底からほっとしている。
祖母はと言えば、入所する当日になっても「○×苑(施設の名前)ってどこ?」「何しに行くの?」「いつまでいるの?」などと、何度も何度も繰り返して聞いていたと言う。本当にボケてしまったようで、かなり悲しいが、間もなく100歳になるのだから仕方がないのだろう。逆に、去年の夏まで俳句の会に参加したり旅行に行ったり、普段から買い物や散歩に自力ででかけていたことのほうが驚きかもしれない。それでも人間というのは、自分の家族に限って・・・なんて考えてしまいがちなわけで、私も自分の祖母がボケる日が来ようとは、半年前まで夢にも思っていなかったのだ。ショックは大きい・・・
入所後の様子はまだ1回しか聞いて(メールを読んで)いないが、特に問題なく過ごしているようでほっとしている。お見舞いに行った母に「つまらない、死にたい」と言うので、「うちにいたら、もっとつまらないでしょう?」と聞いたところ、「うん」と答えたそうである。
これで問題がすべて解決したわけでも、終わったわけでもないが、とりあえずほっと一息である。それにしても、あんなに元気だった祖母がこんなに急激にボケてしまうとは、未だに信じられない気分でいっぱいだ。どうして体より頭が先に壊れてしまうことが多いのか・・・。どんな人でも絶対に体のほうが先に壊れるようになっていたら、どんなにいいかと思う・・・