まさに「ショック」である。
朝、いつもより早く起き出してテレビを点けた。もちろん、大統領選挙の結果を知るためだ。夕べ、自分が寝る時点では、まだ結果は出ていなかったがトランプがリードしていた。嫌な予感がする。
・・・結果、トランプ勝利・・・???
悪夢である・・・来年から4年間、下手したら8年間、知性のかけらもないゲスじじいがアメリカ大統領なのである。
以前は、万が一トランプが大統領になっても、早々に暗殺されるだろうと楽観視(?)していたのだが、土壇場でのヒラリー潰しが起きたり、(不正選挙をせずに)トランプ当選を許した時点で、軍産側とトランプですでに手打ちを済ませている可能性がある。そうであれば、軍産がトランプへ刺客を送り込むこともないだろう。
冷静に考えたら、オバマ民主党政権が2期8年続いたのだから、次は共和党大統領の番である。アメリカ建国240年の歴史の中で、同じ政党の政権が3期12年続いたことはたったの一度しかなかったと、どこかで読んだ。であるから、普通だったら共和党候補が当選するのが順当なのだ。しかし、今回は共和党の予備選でトランプなんぞが勝ってしまったもんで、ご覧の有様である・・・
気休めを言えば、たかが4年、どんなに長くても8年我慢すれば、トランプ大統領ではなくなる。トランプが当選したら海外移住、なんて騒いでいる人たちもいたが、たかが4年のために海外に引っ越すなんて普通はあり得ない。4年なんて、すぐに過ぎるさ・・・
当選してしまったものは仕方がない。発想を転換して、トランプの良い点を考えてみよう(選挙期間中の約束を守れば・・・の話だが)。まず第一に、TPPからとっとと完全撤退してくれ。これはトランプが当選した場合の最大の利点だ(ヒラリーもTPP反対ということになってはいたけど、表現が微妙で完全撤退までしてくれたかどうかは疑問)。トランプは自分が大金持ちなので、巨大(巨悪)グローバル企業から献金してもらわなくてもいい。巨大(巨悪)グローバル企業だけがますます肥え太り、世界中の99%の人間(と、野生生物や自然環境)を不幸にするTPPだけはマジにとっとと消滅して欲しい。誰がどう考えたって、私企業が国家より上位にくるって、あり得ないでしょ?!
オバマも、トランプが当選した今となっては、残りわずかな任期中にTPPを無理矢理承認させることはしないだろう(と、切望)。
あと、オバマケアも止めてくれるとうれしいなあ。アメリカの健康保険システムが最悪であることは誰もが認めるところだが、だからって全国民に強制的に健康保険に加入させ、加入しない人間からは罰金(確か、結構な高額、年間一人500ドル余、世帯最高2000ドル余、もしくは収入の2.5%のうち、多い方とか、そんな感じ)を取るなんて、マジでどうかと思う。民間の保険会社のとんでもないシステムはそのままに、政府が補助金出すから全員加入しろって、それ、政府が税金使って保険会社を儲けさせてやってるだけじゃん。
アメリカの健康保険がどうしてとんでもないかというと、毎月何百ドル、時には何千ドルもの保険金を加入者に払わせておいて、いざ高額治療費が必要な大病を患うと、たかが民間保険会社が勝手に判断して「その治療費は払えません」などと言い放つのだ。医者が保険の適用を拒否することもあって、たくさん拒否した医者は保険会社からキックバックがあるらしい。まったく「保険」の意味をなさない、ある意味、詐欺である。
でもってオバマケアでは、その高額な月々の保険料の一部を政府が補助してくれているわけなのだが、これこそ壮大な税金の無駄遣い! 私なんて自慢じゃないが、日本にいる頃から医者なんて大嫌いだし、幸い基本的に健康だし、風邪ごときでいちいち病院に行く感覚が理解不能というタイプの人間なので、健康保険なんてまったく不要だ(前述のように、万が一保険が必要な大病を患ったとしても保険がカバーしてくれない可能性があるわけだし)。しかし、罰金は払いたくないから仕方なく健康保険に入ったさ。でもって、毎月500ドル以上、政府が補助して「くださって」いる。保険会社に、税金使って毎月500ドル以上もボロ儲けさせてやってるわけだ。(もちろん、全額補助ではないから自己負担分だってある)
いや、補助してほしい人には補助してあげたらいいと思うよ。だけど、健康保険なんていらないって言ってる国民に、なんで強制するの?! 健康保険なんていらないから補助してくださらなくて結構、ということで税金の無駄遣いを減らしてあげているのに、なんで反対に罰金を取られなきゃならんのだ?! マジ、考えれば考えるほどムカつく!
しかも、である。ダンナが諸事情あって結核の検査を受ける羽目に陥った。日本では全員にツベルクリン接種なんて余計なことをしてくれるから「陽性=正常」だが、アメリカではツベルクリン陽性=結核患者(予備軍)、危険人物・・・ということで、万が一、仕事関係などで陽性であることがバレるとレントゲンなどのさらなる検査が要求される。でもって、医者に行く羽目に。「おお、オバマケアも役に立つことがあるのか」と思ったのもつかの間、保険を使ったにもかかわらず、たかが結核の検査に100ドル以上自腹で払わされた。信じられない!!! アメリカの健康保険って、マジ、クソの役にも立たない。
おまけに毎年毎年、10月から12月にかけて更新手続きが超面倒くさい。理解不能な保険用語を見ているうちに頭痛がしてくる。さらに、今年は紙による更新手続きは廃止され、すべてオンラインになったのだが、そのオンラインシステムがまたクソなのである・・・。税務申告(確定申告のようなもの)の時だって、オバマケアのせいで手間が増えてしまった。
#ああ、時間の無駄、エネルギーの無駄、オバマケア=ただのストレス発生システム!!!
トランプが、選挙期間中にオバマケアについて言及していたかどうか知らない。でも、トランプの傾向から考えて、オバマケアにはきっと反対だと思う。再来年から健康保険の強制加入システムが消滅してくれることを心底望む。