自分は今年、還暦だ。大きな節目の年である。なのでここ最近、久しく連絡を取っていなかった昔の仲間たちにあれこれ手を尽くして連絡を取る努力をしている。
そんな中で、SMSまで駆使してようやく連絡がついたサークルの仲間からのメールに、仲の良かった後輩が亡くなったと書かれていた。
実にさらっと「数年前にSが亡くなって」と書かれている部分を、5回ぐらい読み直した。
速攻で詳細を問うメールを送信したが、この仲間はすぐに返信してくるタイプではない。
メールの返信が待てないのでSの名前をネットで検索した。そして詳細は不明なままながら「2019年6月に急逝」したということを知る(Sは有名人と一緒に仕事をしていたので、その有名人が著書の後書きに書いていた内容が検索にひっかかった)。
6年も前に亡くなっていたのかと、激しく打ちのめされる。
Sは、私の約60年の人生の中で、5本の指に入る仲良しだ。仲が良かった、というか、絆が深かった・・・? 心が繋がっていた・・・?
そもそも、私のウェブサイトが「おねえちゃんのページ」だったり、「おねえちゃんのブログ」だったりするのは、このSが私を「おねえちゃん」と呼び始めて、なんとなくそれがサークル内でのニックネームみたいになったからである。
2007年に子どもができてからは、日本に行くにしても子連れなので私だけ飲み歩くわけにもいかず、Sも含めてこのサークルの仲間とは会っていなかった。
2017年から2018年にかけて何度か一人で日本に行った時、どうして会っておかなかったのだろう・・・。急逝したという2019年6月って、私も日本に行ってたじゃん。だからどうということでもないし、今さら何を思っても過去は変わらない・・・。
2016年に祖母が亡くなり、2017年に母が亡くなり、2018年に父が亡くなり、もう亡くなる家族はいないと思っていたのに、まさか2019年に「弟」が亡くなっていたとは・・・。
いやなんで??? そんな早死にするようなキャラじゃなかっただろ?! 私と同類の、自信満々で図々しくて常に勝ち組で、「憎まれっ子世にはばかる」とばかりに、しぶとく長生きするタイプじゃなかったのかよ?!
今回、Sに直接連絡を取ろうとしなかったのは、還暦ということで、同期・同い年の仲間たちの消息を探していたからである。Sには、その気になればすぐに連絡はつくと、会おうと思えばいつでも会えると、思っていた。なのに、なんと、もうすぐ七回忌じゃないか・・・。
・・・もちろん、それでも私は日々を生きていくわけで、近隣住人について愚痴を言ったりテレビ画面のトランプに悪態をついたり子どもの大学進学の心配をしたり、私の日常はこれからも変わらず続いていく。しかしこの衝撃からは、しばらく立ち直れそうにない。
そして、あのSが50代前半で亡くなるなんて、自分も案外早くあっさり死んじゃったりしてな・・・と思えてきて、かなり怖い。
