おねえちゃんのブログ

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ゲリマンダーにはゲリマンダーを

 アメリカでは11月上旬の火曜日(確か第一月曜日の翌日)は選挙の日である。他の時期に選挙があることもあるが、この日には必ずなんらかの選挙がある(と思う)。
 ただ西暦偶数年は大統領選挙や中間選挙などで盛り上がり、合わせて議員選挙ほか、投票する項目がたくさんあるが、今年のような奇数年にはあまり投票する項目がない。
 さて、先日投票用紙が送られてきたが、ナント! 投票する項目はたったの1つ。選挙区の区切り方を変更することに賛成するか否か。それだけ。
 これがまた、テキサス州共和党が自党に有利になるように選挙区の区切り方を変更(いわゆる、ゲリマンダー。昔、ゲイリーという人が最初に行い、その選挙区の形がトカゲ=サラマンダーに似ていたから、こう呼ばれるようになったらしい)したのに対抗して、カリフォルニア州では民主党に有利になるように選挙区の区切り方を変更しよう、というお話。
 目には目を、歯には歯を、ゲリマンダーにはゲリマンダーを・・・ってか。
 いや~、アメリカって正直というかダイナミックというか・・・。実際は公平でもなんでもないくせに、建前だけ中立公平とか言ってるより、ずっと素直でいい。

他の州のことは知らないが、カリフォルニア州ではコロナ禍をきっかけに郵便投票が一般的に。送られてきた投票用紙に記入して専用封筒に署名など書き、投函するだけ。投票所で並ぶ必要もないし、簡単楽ちん。郵便局に出してもいいのだが、私はいつも図書館や市役所にある専用の投票箱に投函している。「受理されたよメール」も届いて安心だ。

図書館に設置されている投票箱。 奥は図書館閉館時用の本返却箱。