南カリフォルニアの木造家屋には、大抵アリが出る。他のアメリカについては知識がないので、とりあえず南カリフォルニアに限定しておく。まぁ恐らく、アリなんて大抵の場所に出るとは思うが・・・。
さて、アメリカ主要都市の賃貸物件は、戸建て集合住宅を問わず、築50年100年は当たり前である。古くて当たり前なので、それで家賃が安くなったりはしない。というか、新興住宅地でもない限り、築浅の賃貸物件なんて見たことない。
極端に暑くも寒くもならず、気候だけ考えれば世界の大都市の中で一番住みやすいと誰もが口を揃えるロサンゼルス界隈。適当に建てても寒いとか暑いなどの文句が出ず、大した問題にならない。かくして最初から密閉性のかけらもなく、適当に建てられた木造家屋が、さらに古くなったらもう、それはそれは隙間だらけである。ありとあらゆる場所が隙間だらけ! 壁と床の境目も、ドアと壁の境目も、窓もコンセントもインターネットの配線の穴も、ありとあらゆる場所からアリが侵入可能。すべて塞ぐなんて、とうてい不可能。
というわけで、一軒家や集合住宅の1階にはアリが出やすい。ハサミムシやコオロギも比較的よく目にする。場合によっては、もちろん(?)Gも出る・・・。
あまり古いことはよく覚えていないので、とりあえず2000年春にニューヨークからロサンゼルスに戻ってからのことに限定するが、家に全く虫が出なかったことは恐らくない。2軒でシロアリが出たし、ゲジゲジが出るアパートにも住んだし、シルバーフィッシュが天井付近にいつも張り付いていた部屋もあった。
大家さんの自宅の離れ(と言っても広々の3LDK)に住んでいた時は、家の中がアリの通り道になっており、アリの巣に住んでいるような気分だった。
23年夏まで10年以上住んだ一軒家も、時々台所にアリが出た。日本で買ってきた蟻の巣コロリを置くととりあえずいなくなり、また忘れた頃に現れることの繰り返し。ただ出る場所が台所限定なので、さほど気にならなかった。
5月まで住んでいたアパートでも、たまにトイレや台所にアリが出た。これがまた虫眼鏡で見ないと何の虫か分からないような極小アリだったが、本当にたまにしか出なかった。(このアパートはアリより他に耐えがたいことがあり過ぎた)
今住んでいる一軒家(平屋の二世帯住宅)も、見学に行った時に殺虫剤が撒かれた形跡があったし、まあアリは出るだろうなぁとは思った。ただ、ここまで大量に頻繁にどこにでも出るとは、予想外だった・・・。
台所に出るのは、分かる。浴室兼トイレも、まぁよく出る場所だとは思う。しかし居間の壁にもアリが行列しているのには閉口する。一番許せなくて謎なのは、水場も食べ物も何もない子どもの部屋にも出ること。それもかなり。
子どもの部屋には当初からアリがいたので、ホームセンターでシール剤を買ってきて引っ越し直後に壁と床の境目を一通りシールした。直後は良かったのだが、そのうちまたアリが戻ってくる。トイレから子どもの部屋にわざわざアリが来る。シールが足りなかったわずかな隙間から侵入してくる。いや、なんで?! なにゆえ、そこまでして水も食べ物もない子どもの部屋に来る?
長くなってきたので、続きは次回・・・。
