おねえちゃんのブログ

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裁判体験記その1

 あれは忘れもしない7月1日。この日から、カリフォルニア州でも運転しながら携帯電話を手に持って使用することが禁止になった。交通法規が変わった直後は、携帯にかかってきた電話についうっかり出てしまうヤツや、禁止になったこと自体を知らないヤツが結構いるハズだ。そんな連中を片っ端から捕まえて違反切符を切ろうと、町にはパトカーや白バイがうようよしていることだろう。できればこんな日に車で出かけることは避けたかったのだが、あいにく出かける用事があった。
 そんな危険な(?)日に出かけるのだから、もちろん運転には注意して、ゆっくり目に走っていた。それなのに、片側3車線のすいた幹線道路を走っている時、ふとミラーを見るとパトカーのドアップが写っているではないか! しかも、しっかり屋根の上の赤青灯(日本だったら赤灯)が回っていやがる・・・
「私ですかぁ〜〜〜???」
 一体全体なんで自分が停められるのか、全く思い当たらぬまま、仕方がないので横道に曲がったところに車を停めた。パトカーから降りてきた警官が「なんで停められたか分かる?」。私「いいや、分からん」。「ウインカーを出さずに車線変更したから」と警官。
 はぁ〜〜〜??? そんなくだらないことで停めるなよ! っていうか、車線変更なんてほとんど無意識にやってるから、どの車線変更のことを言われてるのか、その時に自分がウインカーを出したか出さないかすら分からんし・・・。そりゃ建前は30メートル手前で後方確認後ウインカーを出して・・・とか、あるんだろうけど、実際に毎回そんなことしてるヤツ、いない! いちいちそんなことやってたらまともに走れない。そんなことで違反切符もらうんだったら、ドライバーの99%はもらってるよ! そもそもガラガラにすいた道で誰もいない車線に移動するのにウインカー出さなかったからって、誰に迷惑がかかるんだ? 右左折時にウインカーを出さないほうがよっぽど迷惑だが、そういう連中だって腐るほどいる。そもそも今日は運転中の携帯による通話の取り締まりをする日じゃないのかよ?! ウインカーなしで車線変更をしたなんて、そんなくだらないことで切符を切って時間を浪費している隙に、もっと他の迷惑な連中の切符を切れよ!
 その日は1日、気分が悪かった。ついでにその後しばらく、ウインカーなしで右左折している車など本当に迷惑な連中を見るたびに、「なんでこいつらが切符切られないんだ?!」と1人でムカついていた。
 さて、2〜3週間して、罰金の通知が送られてきた。その金額、実に159ドル! 薄れていた怒りが増幅されて蘇ってきた。これはどう考えても納得できない!
 日本やアメリカの他州でも確か似たようなシステムがあった気がするが、カリフォルニア州の違反切符にも「有罪を認めない場合は、○月×日までに裁判所に出頭すること」などと書かれている。しゃーねーなー、めんどくせーけどひとつ裁判所に行ってみるかぁ。まあ滅多にあることじゃないし(中には頻繁に切符を切られる人もいるみたいだけど)、話の種になるし、何事も経験だし、なにより「失うものはなにもない!」
 というわけで、アメリカで初めて裁判所に出頭することに・・・
(続く)